2024年は印象派を祝う年。印象派150周年を記念して、
フランス各地で開催される必見のイベント
Vol.1 ー フランス「印象派を巡る旅」にあなたも出かけてみませんか?(全4回)
![オーギュスト・ルノワール《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》1876年
Auguste Renoir (1841-1919) Bal du moulin de la Galette 1876 Huile sur toile 131,5 x 176,5 cm
Paris, Musée d'Orsay © Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/aa99cafd5973b65c2fbf0de440bbb5c0_middle.jpg)
Auguste Renoir (1841-1919) Bal du moulin de la Galette 1876 Huile sur toile 131,5 x 176,5 cm
Paris, Musée d'Orsay © Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt
フランス「印象派を巡る旅」にあなたも出かけてみませんか?(全4回)
Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4
重たいスーツケースを転がした旅行客が忙しなく行き交うパリ北駅の駅舎を出た途端に、真っ直ぐに降り注ぐ光を浴びて思わず目を細めた。日本のやわらかく霧散している光とは違う。プラタナス越しに道にこぼれ落ちた光は、グレーとも紫とも青とも言い切れない微細な色彩を揺らめかせている。それは紛れもなく、印象派を生み出した光だった。
2024年といえば、パリオリンピック開催の年である。けれど誰もが知るこの祭典の他に、美術を愛する者には外せない、貴重なイベントが多数開催されているのをご存知だろうか。実は2024年は、印象派が誕生してから150年を迎えた特別な年である。
この記念すべき年、「印象派誕生150周年」にちなみ、印象派の画家たちに縁のある、首都パリを含むイル・ド・フランス地方と、パリの北西に位置するノルマンディー地方にて、3月末から9月までの6ヶ月間に渡り、150以上ものアートイベントが開催されている。
![左上:オーギュスト・ルノワール《舟遊びをする人々の昼食》1880年-1881年の舞台となったレストラン・ラ・メゾン・フルネーズのバルコニー。パリから西へ10キロほどのセーヌ川沿いにあるシャトゥーという街で、レストランの位置するセーヌ川の中洲は、「印象派の島」と呼ばれている。(イル・ド・フランス地方)
右上:モネら、多くの芸術家の絵の舞台となった「エトルタ断崖」(ノルマンディー地方)
左下:ルーアン美術館に飾られている、クロード・モネ《ルーアン大聖堂》(ノルマンディー地方)
右下:ジヴェルニーにあるクロード・モネの家(ノルマンディー地方)](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/6de06bfa6f986b3e4b4056a97611a966_middle.jpg)
右上:モネら、多くの芸術家の絵の舞台となった「エトルタ断崖」(ノルマンディー地方)
左下:ルーアン美術館に飾られている、クロード・モネ《ルーアン大聖堂》(ノルマンディー地方)
右下:ジヴェルニーにあるクロード・モネの家(ノルマンディー地方)
これから4回に渡り、「印象派を巡る旅」として、印象派の作品をフランス国内で最も多く所蔵しているオルセー美術館(パリ)と2番目にコレクションの多いルーアン美術館(ノルマンディー)の2つの美術館を巡るほか、モネの後半の人生の拠点となったジヴェルニー(ノルマンディー)、ゴッホの晩年の地であるオーヴェル=シュル=オワーズ(イル・ド・フランス)など印象派の画家らが実際に暮らした土地、そして現代美術家であるホックニーの企画展まで、「印象派150周年」を記念したイベントの数々をご紹介する。
まずその前に、「印象派」が美術史においてどのような立ち位置なのかについて、オルセー美術館での展示とイベントの紹介を通じてご説明したい。やわらかな色彩と日常を描いた平和的な主題で日本でも広く愛されている印象派だが、その登場は当時の美術界においてたいへん革命的な出来事だったのである。
「印象派」とは? オルセー美術館の企画展とVR体験で、印象派誕生の場面に立ち会う
![パリ、オルセー美術館「1874年パリ、印象派の創造」展 会場入口風景](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/2370ba471e36d3737453db65db9cb0e2_middle.jpg)
この印象派の歴史的な意義について、パリのオルセー美術館が2024年3月26日から7月14日まで開催している企画展「1874年パリ、印象派の創造(Paris 1874 Inventer l'impressionnisme)」
および、同館のバーチャル・リアリティ体験イベント「パリ、1874年 印象派画家と過ごす一夜(Un soir avec les impressionnistes Paris 1874)」は、実に明瞭に紹介してくれている。
※バーチャル・リアリティ体験「パリ、1874年 印象派画家と過ごす一夜」は2024年8月11日まで開催。
この展示では、モネ、ルノワール、ドガ、モリゾ、ピサロ、シスレー、セザンヌら、著名な印象派画家らの作品約130点が公開されている。フランスで最も印象派の作品を所有しているオルセー美術館だからこそ実現できた、初期印象派の傑作が一堂に会しているたいへん贅沢な企画展である。
新たな絵画の地平を開いた、アバンギャルドな印象派
![クロード・モネ《キャピュシーヌ大通り》1873年-1873年
Claude Monet (1840-1926) Boulevard des Capucines 1873 -1874
Kansas City, Nelson -Atkins Museum of Art, achat du fonds d’acquisition de la Fondation
Kenneth A. and Helen F. Spencer, 1972 Image courtesy Nelson -Atkins Media Services](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/74c1fc06d015f97b7e1e023207ef86fe_middle.jpg)
Claude Monet (1840-1926) Boulevard des Capucines 1873 -1874
Kansas City, Nelson -Atkins Museum of Art, achat du fonds d’acquisition de la Fondation
Kenneth A. and Helen F. Spencer, 1972 Image courtesy Nelson -Atkins Media Services
時は1800年代後半まで遡る。1870年に勃発した普仏戦争、そして戦争の敗北によってもたらされたナポレオン3世の退位と第三共和制の開始、また産業革命による工業化でさまざまに変貌を遂げた生活様式など、否が応でも目まぐるしい変化を感じざるを得ない時代である。
![第1回目のグループ展が開催された写真家・ナダールのスタジオ(カピュシーヌ街35番地にある)
Félix Nadar (1820-1910) Façade de l’atelier de Nadar, 35, boulevard des Capucines à Paris, Vers 1861 Épreuve sur papier albuminé d’après négatif sur plaque de verre au collodion, 24,4 x 19,1 cm
Paris, Bibliothèque nationale de France, département des estampes et de la
photographie, EO-15(1)-FOL Bibliothèque nationale de France](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/81ba335fa20587db7ad8ad6bf406563b_middle.jpg)
Félix Nadar (1820-1910) Façade de l’atelier de Nadar, 35, boulevard des Capucines à Paris, Vers 1861 Épreuve sur papier albuminé d’après négatif sur plaque de verre au collodion, 24,4 x 19,1 cm
Paris, Bibliothèque nationale de France, département des estampes et de la
photographie, EO-15(1)-FOL Bibliothèque nationale de France
そんな新しい時代への転換期のパリで、1874年4月15日から5月15日まで、印象派を代表する画家たちが、第1回目の※グループ展を当時写真家・ナダールのスタジオがあったカピュシーヌ大通り35番地で開いたのだ。総勢30名とも言われているこの時の参加者には、モネ、ルノワール、ドガ、モリゾ、ピサロ、セザンヌなど、アート史に名前を残している錚々たる面々が含まれていた。
※「印象派展」という呼称は後につけられた。当時の正式名称は「画家、彫刻家、版画家などによる共同出資会社の第1回展」であった。
そしてこの展示の結果、彼らは酷い批判に晒されることとなる。理由は、美術アカデミーで認められた作品こそがこの時代の「良き絵」だったからである。
「印象を描く」という革命
![クロード・モネ《印象、日の出》1874年 マルモッタン・モネ美術館蔵
Claude Monet (1840-1926) Impression, Soleil Levant 1872
Paris, musée Marmottan Monet, don Eugène et Victorine Donop de Monchy, 1940
Inv. 4014 © Musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB 12 Claude Monet](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/cd5b0658647280682988c2a6c2db19da_middle.jpg)
Claude Monet (1840-1926) Impression, Soleil Levant 1872
Paris, musée Marmottan Monet, don Eugène et Victorine Donop de Monchy, 1940
Inv. 4014 © Musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB 12 Claude Monet
美術アカデミーとは1648年に創設された「王立絵画・彫刻アカデミー」を指し、そして1737年以降、定期的に開催されていた政府公認の展覧会であるル・サロン(以降サロン)の審査はその会員や準会員、その他官立美術学校の教授陣によって行われていた。
現代こそ街のあちこちにギャラリーがオープンし、さまざまなアーティストが紹介されているが、当時はサロンこそがほぼ唯一の展覧会であり、そのためサロンで認められることは芸術家にとっての死活問題だったのである。そして印象派が登場する19世紀後半頃のサロンで評価される絵は、新古典主義と決まっていた。
![第1回目の印象派展に出展したベルト・モリゾの作品《ロリアンの小さな港の眺め》(1869年)
Berthe Morisot (1841-1895) Vue du petit port de Lorient 1869
Huile sur toile 43,5 x 73 cm
Washington, The National Gallery of Art, Ailsa Mellon Bruce Collection, 1970.17.48
Image Courtesy of the National Gallery of Art, Washington](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/4477ffcbbc7de7c741c48009c7f43314_middle.jpg)
Berthe Morisot (1841-1895) Vue du petit port de Lorient 1869
Huile sur toile 43,5 x 73 cm
Washington, The National Gallery of Art, Ailsa Mellon Bruce Collection, 1970.17.48
Image Courtesy of the National Gallery of Art, Washington
世界史の教科書にもよく登場するジャック=ルイ・ダヴィッドが描いた馬に乗って右手を掲げているナポレオン《サン=ベルナール峠を越えるボナパルト》を思い浮かべていただければ、サロンがどのような絵を求めていたか想像しやすいかもしれない。
美術アカデミーが評価したのは古代ギリシャ・ローマを理想とした普遍的な美であり、感性に訴える色彩よりも正確な形を重視した。また描かれる人物も神話に登場する神々をはじめ貴族、公爵、軍の大尉など、社会的に重要な人物を描くことが慣例だったのである。
![パリ、オルセー美術館「1874年パリ、印象派の創造」展 展示風景 作品右が、クロード・モネ《印象、日の出》1874年
expo les 150 ans de l'impressionnisme](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/ba89f109d06c0637b270147d66852d70_middle.jpg)
expo les 150 ans de l'impressionnisme
そんなアカデミーの理想とは裏腹に、モネが展示したのはフランスのル・アーヴルという街の港を描いた《印象、日の出》(1874年)である。そして先述の通り、これはたいへんな批判を受けた。
モネらと時を同じくして活動していた美術批評家、ルイ・ルロワは風刺新聞「ル・シャリヴァリ」にて、タイトル「印象派画家たちの展覧会」という記事を書き、この展覧会を批判した。当時の美術界で「印象」とは、スケッチや下書きなどを意味する。
新古典主義または古典主義の絵は、絵肌が非常に滑らかで、筆の跡が見当たらない。それと比べてモネが時間の経過や光の移ろいを捉えてキャンバスに載せた粗い筆致は、当時の感覚ではただの制作途中とみなされたのである。
しかし通説では、1874年当時まだ何者でもなかった彼らに、このルロワが名前を授けたと言われている。ルロワの記事によって「印象」という言葉が広まり、彼らの美術史上新たな試みに明確な輪郭が描かれたのである。そして8回に及ぶ展覧会を重ねた結果、「印象を描く画家たち」という認知が広まっていった。
時代も印象派の画家たちを味方した。画商の台頭により画商主催の展覧会が開かれるようになったこと、そしてブルジョワが増えたことによって絵を買う人々の嗜好も変化を見せた。またモネは1886年にアメリカで印象派の展覧会が開かれた頃から、アメリカでの人気を獲得し始める。古典という土壌のないアメリカの方が、新しいものを受け入れやすかったのだ。
かくして彼らはあの儚げで優しい色を使って、血の流れない世にも美しき革命を起こしたのだった。
企画展「1874年パリ、印象派の創造(Paris 1874 Inventer l'impressionnisme)」では、まさに「印象派」がどのように創造されていったのか、当時はまだ無名だった画家らが傑作の数々を後世に遺し、世界的にゆるぎない人気の画家となった彼らの原点と印象派の誕生の場面を、臨場感をもって味わうことができる。
- パリ、オルセー美術館「1874年パリ、印象派の創造」展
会期:2024年3月26日~7月14日
Exposition au musée
Paris 1874 Inventer l'impressionnisme
Du 26 mars au 14 juillet 2024
https://www.musee-orsay.fr/fr/agenda/expositions/paris-1874-inventer-limpressionnisme
2年以上もの歳月を掛けて作られたVR「パリ、1874年 印象派画家と過ごす一夜」
![オペラ座前広場から、印象派の第1回グループ展の開催会場であるカピュシーヌ街35番地へ向かう(VRの映像より)
Place de l’Opéra - Concept art © Excurio - GEDEON Experiences - musée d’Orsay](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/39b8e1bbc848df83ee831dbdc645f8ba_middle.jpg)
Place de l’Opéra - Concept art © Excurio - GEDEON Experiences - musée d’Orsay
オルセー美術館では、企画展「1874年パリ、印象派の創造」の開催と同時に、斬新な試みとなる、バーチャル・リアリティを用いた「パリ、1874年 印象派画家と過ごす一夜(Un soir avec les impressionnistes Paris 1874)」を体験することができる。
約45分間の4D体験で、VRゴーグルを着けた我々の前には、馬車を引く馬の足音が軽やかに響き渡り、パリの古い街並みが現れる。
![ブルーのドレスの女性、ローズが、1874年4月15日に開催された
印象派の第1回グループ展を案内してくれる(VRの映像より)
Exposition 3D - overpaint © Excurio - GEDEON Experiences - musée d’Orsay](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/22dd08b9bfbd6a12570f7e74c984be5a_middle.jpg)
印象派の第1回グループ展を案内してくれる(VRの映像より)
Exposition 3D - overpaint © Excurio - GEDEON Experiences - musée d’Orsay
舞台は1874年4月15日の午後8時。件の印象派の第1回グループ展が行われた日へとタイムスリップし、ローズという名の女性キャラクターによってモネやルノワール、ドガ、モリゾといった印象派の画家たちの元へ導かれるというストーリーだ。
![モネの《ラ・グルヌイエール》が描かれたセーヌ河畔(VRの映像より)
La Grenouillère 3D overpaint © Excurio - GEDEON Experiences - musée d’Orsay](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/157bb04395605c11c71edaec6154b92a_middle.jpg)
La Grenouillère 3D overpaint © Excurio - GEDEON Experiences - musée d’Orsay
フレデリック・バジールのアトリエや、クロード・モネとオーギュスト・ルノワールによって「色彩分割」が生まれた記念すべき場所、水上カフェがある水浴場「ラ・グルヌイエール」が描かれたセーヌ河畔、同じくモネの《印象、日の出》が生まれたル・アーヴルの港など、印象派の鍵となる場所を巡りながら、歴史や画家たちによる絵の解説を聞くことができる。
![クロード・モネが、「印象派」誕生のきっかけとなった《印象、日の出》を描く場面に立ち合う。
ル・アーヴル(ノルマンディー地方)にて。
Le Havre 3D overpaint © Excurio - GEDEON Experiences - musée d’Orsay](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/68f63a37c6ad909a8e34dcd2c3b7612c_middle.jpg)
ル・アーヴル(ノルマンディー地方)にて。
Le Havre 3D overpaint © Excurio - GEDEON Experiences - musée d’Orsay
美術に興味のある人はもちろんのこと、あまり明るくないという方でも楽しめる展示とバーチャル・リアリティ体験を、ぜひこの印象派150周年という記念の年に味わうとともに、印象派誕生の瞬間にあなたも立ち会ってみてはいかがだろうか。
![VR体験「パリ、1874年 印象派画家と過ごす一夜」、会場風景より
©️Excurio - GEDEON Experiences- musée d'orsay
会場に入ると、係の人によりVRヘッドセットが装着され、そのままVRの映像の世界に迷い込む。体験途中、水上カフェにわたる際に、セーヌ川に落ちそうになった瞬間(現実世界には、水辺などはないのだが)「怖い!」と思い、思わずVRのヘッドセットを外してみたら、こちらの写真のような、一見、ポップな模様の部屋にいることを知った。ほとんどの人は、最後までVRヘッドセットを外すことなく、すっかり没入体験中だ。馬車が目の前を通り過ぎる音が聞こえる1874年4月15日のパリに心も体も移動して、モネやルノワール、ドガやモリゾなどの著名な画家らと出会って特別なひとときを過ごしている。](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/457ea3db0ca3931c517b007847ef093d_middle.jpg)
©️Excurio - GEDEON Experiences- musée d'orsay
会場に入ると、係の人によりVRヘッドセットが装着され、そのままVRの映像の世界に迷い込む。体験途中、水上カフェにわたる際に、セーヌ川に落ちそうになった瞬間(現実世界には、水辺などはないのだが)「怖い!」と思い、思わずVRのヘッドセットを外してみたら、こちらの写真のような、一見、ポップな模様の部屋にいることを知った。ほとんどの人は、最後までVRヘッドセットを外すことなく、すっかり没入体験中だ。馬車が目の前を通り過ぎる音が聞こえる1874年4月15日のパリに心も体も移動して、モネやルノワール、ドガやモリゾなどの著名な画家らと出会って特別なひとときを過ごしている。
- 「印象派画家と過ごす一夜 1874年パリ」没入型体験
会期:2024年3月26日~8月11日
Un soir avec les impressionnistes Paris 1874
Expédition immersive en réalité virtuelle
Du 26 mars au 11 août 2024
https://www.musee-orsay.fr/fr/agenda/expositions/un-soir-avec-les-impressionnistes-paris-1874
![企画展「1874年パリ、印象派の創造(Paris 1874 Inventer l'impressionnisme)」とバーチャル・リアリティ体験イベント「パリ、1874年 印象派画家と過ごす一夜(Un soir avec les impressionnistes Paris 1874)」が開催中のオルセー美術館。1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて建設された、駅舎およびホテルであったが、1986年に、19世紀美術を展示する美術館として生まれ変わった。](https://i.artagenda.jp//feature/1/images/b518d57b6e900e8f6bec019522372222_middle.jpg)
Vol.2「ゴッホが人生最後を過ごした地、イエールのカイユボット邸、そして印象派の島へ」(「印象派を巡る旅」全4回シリーズ)、に続きます。
協力:
フランス観光開発機構 Atout France:https://www.france.fr/ja
ノルマンディー地方観光局 Normandy Tourism:https://en.normandie-tourisme.fr/
パリ地方観光局 Visit Paris Region:https://www.visitparisregion.com/en
参考文献:
木村泰二「印象派という革命」、集英社、2012
吉川節子「印象派の誕生」、中央公論新社、2010
「PARIS 1874 ABC OF IMPRESSIONISM」、Musée d'Orsay、2024