3.0
問の答えは 現代アートとは
展覧会の長いタイトルからは少し分かりにくいが、西美がアーティストたちに対してインスパイアしてきたのか、どうインスパイアするのかを問うという企画。この展覧会のために西美を見て作成された作品もある。また、そこがテーマなので、作品それぞれは方向性も異なり、拡散している印象(もっともそこも狙いなのかもしれないが。)。西美としては、問の答えはあったのだろうか。解説も企画意図が前面に出て長く、もっと作品自体を鑑賞者の自由な鑑賞に委ねてもいいように思われる。現代アートはもっと自由なものではないだろうか。
作品それぞれは、小沢剛の《帰って来たペインターF》、小田原のどかの考える人の転倒、鷹野隆大の展示、竹内京の《修復されたC.M.の1916年の睡蓮》など、印象的なものが多かった。