水木しげる生誕100周年記念
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展
~お化けたちはこうして生まれた~

そごう美術館

  • 開催期間:2024年1月20日(土)~2024年3月10日(日)
  • クリップ数:50 件
  • 感想・評価:7 件
水木しげる生誕100周年記念 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~ そごう美術館-1
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《あかなめ》©水木プロダクション
《がしゃどくろ》©水木プロダクション
《一反木綿》©水木プロダクション
《海坊主》©水木プロダクション
鳥山石燕
『画図百鬼夜行』水木しげる蔵
柳田國男『妖怪談義』 水木しげる蔵
水木しげる ©水木プロダクション
水木しげる生誕100周年記念 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~ そごう美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

代表作『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ多くの妖怪作品を生み出した水木しげる(1922-2015)は、「妖怪」という言葉が一般に広がるきっかけを作ったのみならず、その後も長きにわたり妖怪ブームの原動力を担い続けました。水木が描いた日本の妖怪は実に1,000点近くにのぼります。

生誕100周年を機に企画された本展は、これまで開催されてきた数ある水木しげる展の中でも初めて、その妖怪画制作の具体的手法に注目し、水木しげるの豊饒な作品世界を解き明かす内容となっています。百鬼夜行の名にふさわしく、水木の妖怪画100点以上を一挙公開する他、水木が妖怪画を描く参考として収集した書籍や関連資料、妖怪文化人の系譜と著作などを展示します。また、NHK Eテレ「てれび絵本」より本展用に特別編集された「水木しげるの妖怪えほん」、妖怪への思いを語った水木しげるのインタビュー映像を紹介します。

現代の日本人に「妖怪」という文化を根付かせた水木が、どのように妖怪と向き合い、描いてきたのか、本展を通して妖怪を身近に感じ、今なお多くの人を魅了し続ける水木の世界観をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年1月20日(土)~2024年3月10日(日)
会場 そごう美術館 Google Map
住所 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階(横浜駅東口)
時間 10:00~20:00 (最終入場時間 19:30)
  • ※そごう横浜店の営業時間に準じます
    ※企画展の最終日など閉館時間が早まる場合があります
休館日 会期中無休 
観覧料 事前予約不要
一般 1,600円(1,400円)
大学・高校生 1,400円(1,200円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は、前売および以下を提示の方の料金です
    [クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]
    ※障がい者手帳各種をお持ちの方、および同伴者1名は無料で観覧できます
    ※前売券は、2023年11月15日(水)から2024年1月19日(金)まで、そごう美術館または 公式オンラインチケット、セブンチケット、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあにて
TEL045-465-5515
URLhttps://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

そごう美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

そごう美術館 そごう美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

期待以上!!

ポスターのイメージだと、馴染みのあるかわいいキャラクターの印象ではなかった為、お堅い妖怪の展示かな?という印象でしたが、入場するととても興味深い展示ばかりでした。

水木しげるさん自身の歴史も学べ、その背景にこのようなキャラクターが生まれたのかと、とてもわかりやすく面白かったです。展示もかなりボリュームがあり満足でした。動画もいくつかあり、あきずに楽しめました。最後にいた塗り壁の瞳が素敵で吸い込まれそうでした!

4.0

水木しげる生誕100周年記念 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展

昨年都内で行われた水木しげる展を少しコンパクトにしたような
その分わかりやすく見やすかったです
たくさんの妖怪にそれぞれの元があり、背景があり、、
やっぱ水木しげるさんはすごい
ちょっとだけ惜しいのは高身長の自分にとって展示の位置が低いことくらい

3.0

劇画風百鬼夜行

テーマ(百鬼夜行)が好き&「あかなめ」のビジュアルが面白い、という理由で行ってきたんですが、「ここは科博なの?」と思うくらいに大勢のキッズがいました(笑)
未就学児の妖怪熱にビックリです。

手本とした先達絵師たちの作品と水木作品を並べて展示していることで、のんのんばあからの口伝だけではなく、研究をしていたことがよくわかりました。
もともとの百鬼夜行の絵柄は可愛らしさが強めなので、劇画タッチの面白さを十分味わいました。

面白い作品はたくさんありましたが、特に気に入ったのは「がしゃどくろ」「頬撫で」「樹木子」。いずれも妖怪と女の子が絡む作品で、絵柄的には楳図かずお風なんですけど、女の子が怖がっていない!若干、困惑している風ではあるけれど…。
人に悪さをしない妖怪なのかな。

5.0

繊細さから感じる愛情と、リアル感

水木さんの、妖怪への愛があふれる作品の数々。繊細なタッチに感動です。参考にした古書の展示もあり、盛り沢山な内容でした。

砂かけや子泣き、カワウソなどの立体展示もあり、もし彼らに道端で出会ったら、このサイズ感なのかな?など、微笑ましさも感じられる(実際に見たらそれどころではなくなるかもしれないが!)ところもあり、
大人から子どもまで楽しめる展示でした。

4.0

たくさんの妖怪とその裏付け

前回の「中原淳一展」でもらったチラシで当展覧会を知りました。
週末に訪れましたが、映画のヒットもありかなり混雑していました。

たくさんの妖怪の展示はもちろん、その「背景」に裏付けがあることに驚きました。
古書や浮世絵などを求めて、神田の古本屋を彷徨う水木先生を想像して、微笑がもれました。

水木しげる記念館があるからか、ミュージアムグッズが充実していました。
リニューアルしたら鳥取の水木しげる記念館にも行ってみたいと思わせる、
とても充実した美術展でした。

4.0

妖怪が一堂に勢揃い

めちゃくちゃ細かい描写は以前の展覧会で感動済み。
今回は妖怪がいっぱい。
古い文献や古文書を研究し沢山の妖怪が生み出された過程が紹介されている。
鬼太郎の仲間はフィギュアで登場。
ヌリカベがいい味出してます。
QRコードを読み込ませてカメラを覗くと妖怪が出て来るコーナーが有りヌラリヒョンがかっこよかった。

4.0

民俗学と伝承へのリスペクト

緻密だなあ
この緻密な写実世界の中に
当たり前に、自然に存在する
目に見えぬ何者か達

水木しげるの卓越した画力と構成力によって
彼らの実在感、存在することへの説得力が増す

なるほどこれは確かに認識できていないだけでそこに在るのだな

会場内の空調で何かが揺れる気配すらも
今そこに彼らがいるかのように感じさせてくれる

生原稿、カラー原画(鬼太郎のアニメ三期のEDで観た覚えがありますねこれ)に蔵書の数々

恐ろしいでも気持ち悪いでもない
ただただ美しい
ざっと駆け足気味に見て回ってもたっぷり一時間ぐらい会場にいてしまった

照明の角度のせいか下の方のパネルが影になって見づらい点だけが
ちょっと残念だったかもしれない

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出展作品・関連画像IMAGES

《あかなめ》©水木プロダクション

《がしゃどくろ》©水木プロダクション

《一反木綿》©水木プロダクション

《海坊主》©水木プロダクション

鳥山石燕
『画図百鬼夜行』水木しげる蔵

柳田國男『妖怪談義』 水木しげる蔵

水木しげる ©水木プロダクション

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